ジグモ♀とワスレナグモ♀

ジグモAtypus karschii (ジグモ科)

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【ジグモ♀成体背面図 2017/5/17 つくば市

「ジグモ釣り」によって巣の中から引きずり出した個体。体長は20㎜と大型。

 

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【ジグモ住居 2015/8/13 つくば市

建物の壁や樹木の根本などを基質として利用することが多いが、草本の根本付近に巣を張り付けることもある。巣の上部には脱皮殻や獲物の食べかすなどが張り付けられることが多い。

 

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【ジグモ♀鋏角 2017/5/25 つくば市

ジグモ科は上顎のみを用いて獲物を捕獲するため、長大な牙を有する。牙の下部に位置する一対の突起は「下顎(顎葉)」と呼ばれる器官で、摂食時に用いられる。

 

ワスレナグモCalommata signata(ジグモ科)

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【ワスレナグモ♀成体背側面図 2016/9/21 つくば市

この個体も体長20㎜ほどあった。牙を振り上げて威嚇している。触肢および前脚はか細いが、後脚は太く力強い。

 

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【ワスレナグモ♀成体と住居 2016/9/7 つくば市

夜間、巣の入り口にて獲物を待ち構える。地表を歩き回る虫が起こす振動に対し敏感に反応し、獲物が接近した瞬間に牙を用いて巣内に引きずり込む。

 

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【ワスレナグモ鋏角 2016/4/22 つくば市

牙の内縁が張り出しており、断面は円形ではない。獲物の体に「突き刺して」捕らえるというよりは「挟み込んで」いるように見える。巣内に引きずり込んだ後は上顎を左右交互に動かして獲物の体を粉砕し、体外消化する。