カネコトタテグモ

カネコトタテグモAntrodiaetus roretzi (カネコトタテグモ科)

つくば市では主に山地の林道や渓流脇の地表、樹木の根元などにみられ、地中に穴を掘って入口に観音開きの扉をこしらえる。クモは夜になると扉のすぐ内側で待機し、近くを昆虫等の獲物が通りかかると扉を開けて飛び出し、前脚でつかんで巣に引きずり込む。

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【巣から飛び出したカネコトタテグモ♀ 2017/4/14撮影 つくば市

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【別個体♀ 2017/4/14撮影 つくば市

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【別個体♀ 2017/4/14撮影 つくば市

巣の入口を枝などで慎重に擦ってやると、餌だと勘違いしてクモが巣の中から飛び出してくる。後二脚(第三、四脚)は巣の入口に引っ掛けたままで、触肢および前二脚(第一、二脚)を用いて獲物を抱え込むようすが観察できる。

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【カネコトタテグモ♂成体 2017/4/8撮影 つくば市

♂成体は♀に比べて歩脚が長く、第一脚脛節に特徴的な剛毛を備える。夜間に♀の巣穴を求めて活発に歩き回っている様子がみられる。